スクエアスペース7.0 vs. 7.1
Last updated September 9, 2020
2020年に入り、新たにバージョン7.1がスクエアスペースより発表されました。アナリティクスやSEO、一部のページタイプなど、多くの機能は従来のテンプレートである7.0と同じです。しかし、バージョン7.1では、コンテンツの追加やサイトのスタイリングにおいて、より合理的になったオプションが採用されています。
ここでは、テンプレートを選ぶ際の参考になるよう、主な変更点やバージョン7.1で何ができるかについてご紹介します。
テンプレートについて
バージョン7.0のテンプレートは、ファミリーと呼ばれるグループ毎に独自のスタイルルールや機能が組み込まれています。このバージョンで特定のデザインにするには、テンプレートによっては別のファミリーのテンプレートに切り替える必要が生じます。バージョン7.0のテンプレートの切り替えには、ブロックの並び替えやバナー画像の再追加など、多少の調整が必要になります。
バージョン7.1では、すべてのテンプレートが同じ機能とスタイルオプションを備えています。バージョン7.1では、サイトを新規作成する際に選択したテンプレートが出発点となり、以降はテンプレートを切り替えることはできません(切り替える必要がありません)。最初からやり直さなくても、バージョン7.1内のすべてのデザイン機能を利用することができます。
7.1でテンプレートの外観を変更するには
管理画面の「Design」パネルで、サイトの色、フォント、そのほかのスタイルを変更します。
「Pages」パネルで、プリセットされた様々なページレイアウトから選択して、新しいページを追加します。
さらに新しいセクションを追加して、ページのレイアウトを変更できます。たとえば、バナーを作成するには、ページの上部に背景画像のあるセクションを追加します。
「Edit Section」で個々のセクションの見た目を変えることができます。
デザインパネル
バージョン 7.0 で利用可能なスタイル調整の多くはバージョン 7.1 にも含まれていますが、7.1ではより詳細に、かつ合理的な方法で整理されました。スタイル調整をブロック毎や要素別に変更しなくても、サイト全体に変更を加えることができます。例えば、サイトのフォントを変更したい場合、「Site Styles」でサイトのすべてのフォントオプションを探す必要はもうありません。
バージョン7.1では、「Design」パネルで以下のようなサイト全体のグローバルスタイルを設定できます:
細かい調整ができるカラーオプション
スクエアスペースのデザイナーが作成したオプションを使用して、サイトカラーを一度に変更することができます。また、「Advanced 」オプションで個別に色をカスタマイズすることもできます。
カスタマイズされたフォントパック
「Font Pack」を使用して、サイトの書式を一度に変更したり、「Advanced」オプションを使用して様々なフォントを選択することができます。
そのほかの要素
バージョン 7.1 は、デザインパネルに「Buttons」「Spacing」「Blog posts」「Products」「Image Blocks」がメニューに追加されました。さらに、7.0と同様にブラウザアイコン(ファビコン)、ロック画面、チェックアウトページ、404 ページ、SNSシェア用ロゴ、カスタム CSS をカスタマイズするオプションも用意されています。
より詳細はスタイルチェンジの方法についてはコチラをご確認ください。
ページとコンテンツ
バージョン7.1でのページの追加や編集、例えばブロックの追加や移動は7.0と同じように動作します。
バージョン7.1では、下記の新機能により、ページレイアウトやスタイル設定がさらにコントロールできるようになりました:
効率的な編集
左上の[Edit]をクリックすれば、ヘッダーやフッターを含むページ内のすべてのコンテンツを一度に編集できます。バージョン7.0では、フッターとヘッダーはページの内容とは別にEditボタンを押す必要がありました。
「セクション」を使った柔軟なページレイアウト
バージョン7.1では、セクションを使ってページにさらに多くのコンテンツエリアを追加することができます。例えば、ページセクションを使用して、スタックスタイル(バージョン7.0のインデックスページに該当)の縦に長いシングルページのサイトを作成することができます。
また、ブログページやそのほかのコレクションページに、より多くのコンテンツを追加するために使用することもできます。バージョン 7.1 では、Blog Pages のようなコレクションページでは、7.0よりカスタマイズのオプションが増えました。詳細については、公式サイトのページセクションを参照してください。
すべてのページにバナー画像を追加
バージョン 7.1 では、背景画像を含むセクションを選択することで、すべてのページにバナー画像を追加することができるようになりました。
より多くのヘッダーとフッターオプション
バージョン 7.1 のすべてのサイトには、カスタマイズ可能なヘッダーとフッターが用意されています。ほかのタイプのページセクションと同じように、フッターセクションを追加することができます。
セクションスタイル
バージョン7.0ではスタイルの設定が「Design」パネルに移動しないとできませんでしたが、 7.1では「Pages」で編集中に、セクションの右側に表示される鉛筆のアイコンをクリックすれば、セクション毎にスタイルの設定を変更できます。
ポートフォリオページ
バージョン7.1では、新しいページタイプ「Portfolio Pages」が導入されました。Portfolio Pagesは、サブページへのリンクを促すスタイルのランディングページを作成します。ギャラリー、プロジェクト、ポートフォリオのハイライト、そのほかのコンテンツを一箇所にまとめて見せることができます。バージョン7.0におけるgrid Index Pagesのようなイメージです。
詳しくは、公式サイトのPortfolio Pagesをご覧ください。
7.0にあった機能は7.1ではどうなったか?
バージョン7.0で利用可能な機能がバージョン7.1ではどう変更されているか、また、どの機能が両バージョンで同じかについては、下記の表を参照してください。
7.0にある機能が7.1にない場合
バージョン7.1はまだ開発中であり、スクエアスペースでは常に機能の追加と改善を行っています。7.0にある機能が7.1で利用できない場合や、同等の代替機能がない場合は、将来的に利用できるようになるかもしれません。スクエアスペースではユーザーのフィードバックを歓迎しており、リクエストの多いものを優先的に検討しているとのことなので、リクエストをお寄せください。
7.0にある機能 | 7.1の場合 |
---|---|
Analytics | 7.0と同じ。 |
Album Pages (♪) | 7.1にはありません。 代わりにページ内でオーディオブロックを使用してください。 |
Blocks | ギャラリーブロックをサポートしないことを除いて7.0と同じです。 |
Blog Pages, Events Pages, Layout Pages, Store Pages | 7.0と同じ。さらに7.1では、任意のページにセクションを追加できます(7.0にあったIndex Pagesの代替)。また7.1ではポートフォリオページも加わりました。 |
Commerce | 7.0と同じ。 |
Cover Pages | 7.1にはありません。セクションが1つしかないページを追加することでカバーページと同様の効果を実現します。※ヘッダーとフッターを非表示にするにはCSSのコード設定が必要になります。 |
Developer Platform(開発者モード) | 7.1では現在サポートされていません。 |
Gallery Pages | 7.1にはありません。代わりにギャラリーセクションを使用してください。 |
コンテンツのインポートとエクスポート | 7.1がSquarespace5からのインポートをサポートしていないことを除き、7.0と同じです。 |
Index Pages | 7.1にはありませんが、7.1ではセクションを追加することで7.0のインデックスページと同じような外観にすることができます。 |
マーケティング機能 | 7.0と同じ。 |
モバイルスタイルの設定 | 7.1では、個別のモバイルスタイルの設定をしなくてもモバイルデバイスなどの小さな画面に自動適応します。また、現在モバイルデザインをカスタマイズするためのオプションは少なくなっています。 |
SEO機能 | 7.0と同じ。 |
Settings panel | 7.0と同じ。 |
Site Styles | 7.1ではグローバルスタイルセクション、フォントパック、およびカラーパレットを備えた新しいデザインパネルが導入されました。ページセクションを個別にスタイル設定することもできます。 |
テンプレートとテンプレートの切り替え | 7.1の各テンプレートはすべて同じ機能とオプションを共有しているため切り替えのサポートをしていません |